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院長ブログ
歯ぎしりの治療
細菌による感染症である『むし歯』や『歯周病』でないのに
歯や歯ぐきがしみたり痛い
顎の筋肉が疲れたり痛い
口を開くと耳の穴の前が痛い、開けられない
いずれも歯ぎしりが原因である事が多いと思います。
唾液検査によってむし歯や歯周病菌がほとんど無いのに、
隣り合った歯と歯のところ(専門的には隣接面といいます)にできるむし歯
よく磨けているのに一向に改善しない深い歯周ポケット
歯ぎしりよって力で歯や歯ぐきにストレス(この場合は咬む力)がかかることによって二次的(後天的)にむし歯や歯周病になってしまった場合には、治療しても再発するリスクが高くなってしまいます。
歯や歯ぐきに対しては、咬み合わせの調整(削ったり足したり)
関節や筋肉に対してはマニピュレーションなどの筋機能療法やネオジウムレーザーによる活性化
ボツリヌス療法による咬筋の弛緩(ゆるめる事です)
全ての治療に共通して用いれらる治療方法として最も代表的なものに『バイトプレーン療法』があります。
『マウスピース』
『スプリント』
『バイトプレーン』
『アライナー』
治療目的によって呼び方が変わるだけで、大体全て同じようなものです。
これだけで治るわけではありませんが、現在最も治療効果が高い方法と思います。
その効果として歯そのものをカバーするので、物理的に歯そのものへの直接的なダメージは緩和できると考えられます。また調整をすることによって歯ぐきへのダメージも緩和されると考えられます。
咬み合わせによっては不向きな方もおりますが、毎年90個以上は装着しております。
定期的にチェックして調整しておりますが、その効果は大きいと日々感じております。
ただ大事なことは、一度装着したらそのままではなく、歯科医院で必ず定期的にチェック、調整をしてもらってください。