クリニック概要
クリニック名 | 経堂えきまえ歯科クリニック |
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院長 | 保高 一成 |
住所 | 〒156-0052 東京都世田谷区経堂2-14-1 フローレス山田102 |
電話番号 | 03-3426-4448 |

当院の歯科治療のデジタル化の試み 保高 一成
歯科のデジタル化の現状
現在当たり前のように使用している物は、私が歯科医師になった30年以上前には全く存在しませんでした。
歯科において早くにデジタル化した物として、レントゲンがあります。同時に口腔内写真もアナログからデジタルに移行、又マイクロスコープのデジタル動画も登場してきました。さらに10年以上前から登場した口腔内スキャナーや歯科用CTによって、歯科診療のデジタル化が進みました。
口腔内スキャナーで得られたデータは、クラウド上に残せる為に模型製作の工程がなくなり、そのデータが世界中で共有でき、どこでも同じ物が製作できるという事です。歯科用CTは従来の二次元から三次元の情報が得られるため、より正確な診断が可能となりました。
また口腔内スキャナーと歯科用CTをシンクロさせて、術前の正確な治療計画の立案を得る事ができます。このスキャンデータから製作可能な物は年々増加しているので、より一層診療の効率化が図られると期待しております。
当院のデジタル化の現状とビジョン
2000年からレントゲンのデジタル化を開始。2008年オートクレーブのデジタル化、2015年オンライン予約システム、2016年歯科用CTとマイクロスコープ、2018年口腔内スキャナー、2020年ウォッシャーディスインフェクター、2022年マイナンバーカード対応のオンライン資格確認端末を導入致しました。特に口腔内スキャナーと資格確認端末の導入により、治療と窓口業務において効率的になりました。
従来では被せ物や詰め物を作る為には、歯型を採ってから模型を作る為の材料と時間と労力が必要でした。スキャナーによるほぼ非接触に得られた精度の高いデータをクラウド上に残す事により、歯型を採り模型を製作するといった工程がなくなり、データの共有も可能となりました。資格確認端末は保険証の確認だけでなく、薬剤歴等の医療情報も共有できるので、双方にとって有益であると思います。
当院ではさらなるデジタル化推進の一つとして、可及的に無菌的な治療を行うために、歯科用レーザーの導入も予定しております。
デジタル化実現のためのプラン
診療の新たなるスタイルとして、従来の歯周検査、唾液検査、PCR検査等に加えて新たに位相差顕微鏡検査による詳細なデータから、無菌的に短時間で確実な歯科用レーザーによる治療を予定しております。また、今までは詰め物や被せ物の製作の為に利用してきた口腔内スキャナーの用途を広げ、矯正治療や予防治療用のマウスピース療法にまでその適応を広げていきます。
これら全ての検査の結果や術前、術中、術後の画像・動画は、一元化されたデータとして保存されていきますので、生涯にわたるトータルサポートが可能となります。
さらに受付業務のデジタル化の一貫として、診察券代わりにスマートフォンでのチェックイン、会計、予約までのシステムのデジタル化を段階的に移行していく予定であります。このデジタル化によって効率化されて得られた時間は、患者さまとのコミュニケーションや治療に充てられる事が最大の利点と思います。
デジタル化推進のための組織体制
当院のデジタル化推進において、デジタル情報管理、機器管理・操作の総合責任者に院長、検査・予防治療のテクニカル責任者に主任歯科衛生士1名、補佐に副主任歯科衛生士1名、デジタル情報管理責任者に歯科衛生士1名、補佐に主任歯科助手1名を配置し、デジタル化を推進してまいります。また個人では診断、治療が難しいケースにおいては、必要なデジタルデータを依頼先の病院や診療所、歯科技工所と連携できるようにしております。
アクセス
小田急線「経堂駅」から徒歩2分
経堂駅からの道のり
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01
経堂駅の南口を出ます
経堂駅の改札口を通ったら、右折して南口から出ます。
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02
マクドナルドを右折
マクドナルドがありますので、それを目印に三井住友銀行の手前で右折して横道に入っていきます。
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03
高架下を右折
道を直進すると高架下に道がありますので右折します。
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04
横断歩道を渡ります
まいばすけっとの斜め前に横断歩道がありますので渡ります。
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05
小倉庵を右折します
角に小倉庵というたい焼き屋さんがありますのでそこを右折します。
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06
看板が目印です
少し進むと当クリニックの看板がありますので、右を向いていただくと医院の入り口があります。
院内風景
設備紹介
歯科用3次元エックス線断層撮影装置(CTレントゲン)

従来のレントゲンは平面情報のみを示しますが、CTレントゲンを使えば立体的な画像を取得できます。そのため、インプラント埋入手術のリスク回避に非常に有効ですし、根管治療の精度向上にも役立ちます。また、撮影が早くX線照射量も少ないので患者さんの負担を軽減できます。
検査費用が保険適用の場合
- 顎口腔領域の腫瘍や病巣の広がりの確認(GTR法や歯根端切除術など)
- 下顎の埋伏歯などで下歯槽管(神経や動脈の通り道)に近接しているケースの確認
- 根管治療時の大臼歯4根管(通常は約90%が3根管)や樋状根のような複雑な根管で、治療が難しいケースの確認
- 顎関節症、顎関節の形態
マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)

マイクロスコープは患部を20~30倍に拡大して見ることができる機器です。むし歯治療では悪い部分を除去しつつ健康な部分はできるだけ残すことに役立ちますし、被せ物の段差をなくすことや、精密さが重視される根管治療にも貢献します。
歯科用ルーペ

ルーペはメガネのように頭部に固定して患部を拡大する器具です。両手が自由に使える上に、歯科医師や歯科衛生士が見たい部分を拡大して見ることができるので、治療の精度を高めることに役立ちます。