カテゴリー:
MⅣ型歯根破折の症例
Before
After
症例情報
通院時の年齢 | 62歳 |
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性別 | 男性 |
通院回数 | 8回 |
通院目的 | 犬歯の差し歯の破折した歯根の保存 |
処置内容 | 口腔内直接接着、支台築造1回法 ネオジウムレーザー、エルビウムレーザー リチウムシリケイト系クラウン装着 |
費用 | 約18万 |
デメリット | 装着に1年近くかかってしまった |
左上犬歯のMⅣ型歯根破折のケースです。
口腔内からの接着だけで終了できたケースになります。
通常はこの後抜歯して、口腔外からの接着後に再植(戻す処置)を行いますが、破折部をレーザー処理を行った結果、良好な接着効果を得られたためか、歯肉の腫脹は消失していきました(1年近くかかりましたが)
今回はレントゲン造影のないスーパーボンドを使用しました(接着力優先のためです)。
装着から6ケ月後のメンテナンス時の画像です。
プロービング時の出血がみられます。
ポケットの深さは3㎜でしたが、プラークコントロール不良による歯肉からの出血が認められます。
予後を安定させるためにも、定期的な検診とクリーニングは必要だと考えさせられるケースかと思います。
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